三協立山、カーポート型太陽光パネル架台
- 投稿日時
- 2023/04/03 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:21
屋上設置困難施設に
三協立山は、カーポート型太陽光パネル架台「エネジアース」を開発した。
エネジアースは、建物の老朽化などで建物の屋根上に太陽光パネルの設置が難しい場合でも独立して設置できることから、住宅分野だけでなく、事業所や公共施設などの非住宅分野においての需要も見込む。
同社がこれまでカーポートなどで培ってきた技術力を生かした。アルミ構造で耐積雪150?aメートル、耐風圧Vo=46m/sの高強度を実現したほか、垂木を樋構造とし、太陽光パネルの隙間から浸入した雨水を樋へ誘導することで、スムーズに排水する。さまざまなメーカーやサイズの太陽光パネルに対応し、裏面でも発電可能な両面タイプの太陽光パネルを組み込むことで、反射光も利用し発電する。
施工時に電気工事士の資格が必要になることから、今回、EPC事業者などと協力し、互いの見識を生かした提案をしていく。同社は「一般地域だけでなく、これまで設置が難しかった積雪地域まで幅広いエリアで再生可能エネルギーの活用に貢献していく」とした。耐積雪150?aメートル仕様・4台用で太陽光パネル30枚(参考75万円含み)、工事費などは別で、参考価格は391万円(税別)となる。
(2023年3月25日号掲載)