サービス、エンジニアリング強化へ
シチズンマシナリーは、グローバルでのサービス力・エンジニア力の強化、実機を使った実習プログラム拡充を目的とした「グローバルトレーニングセンター」を4月、軽井沢本社内に新設した。
「グローバルトレーニングセンター」では、これまで国内外の拠点等で個別に実施していた教育を、軽井沢本社にて系統だった教育計画のもと実施する。同時に、各地域の課題や、それぞれが持つノウハウの共有を図りながら技術力の底上を目指す。また、顧客から強い要望があったシンコム・ミヤノ両ブランドの実機を使ったNCスクールの開講も可能にする。
「近年モノづくり業界では、機械トラブル時の迅速な対応、加工技術提案といった、サービス力・エンジニア力が世界中で求められている。当社としても、海外販売比率の拡大に伴い、グローバルで均一なサービスを提供するためには、サービスエンジニアの教育体制の構築や加工技術を提案するエンジニアの教育環境の整備が必要不可欠だった」(同社)
同トレーニングセンターは、2020年に新技術の発信を目的として開設した本社「グローバルソリューションセンター」の隣に位置し、シンコムブランド4台、ミヤノブランド3台の計7台で運用される。
「今後は当社シンコム・ミヤノ両ブランドにおいてより良いサービスと加工技術を習得し、世界中のお客さまが安心して弊社製品ご使用いただけるような体制を築いていく」(同社)
(2024年4月25日号掲載)