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アウトドア展「FIELDSTYLE」初の東京開催

投稿日時
2026/06/15 09:57
更新日時
2026/06/15 10:00
会場は大変な賑わいが見られた

出展各社、需要の底堅さに手応え

2017年に愛知県でスタートした暮らしと遊びの総合展示会「FIELDSTYLE TOKYO 2026」(主催:FIELDSTYLE実行委員会、名古屋テレビ放送)が、10周年を記念し5910の両日、初めて東京ビッグサイトで開催された。キャンプやアウトドアグッズ、植物、雑貨、ペット用品など、暮らしを彩るブース500以上が集結。2日間で5万人以上が訪れた。

会場にはペット連れの来場者も多く、大変な熱気を見せていた。新型肺炎禍のブーム終焉によりアウトドア市場には「冬の時代」の到来が囁かれていたが、この盛況ぶりはそれを鮮やかに裏切るものだった。

市場を見るとたしかに新規層が減少し、矢野経済研究所の調査(2512月公表)ではテントなどの「アウトドア用具」は縮小傾向にある。日本生産性本部の「レジャー白書2025」(2511月公表)でも、2024年のオートキャンプ参加率は余暇時間全体の2.7%にとどまる。記録的な猛暑や物価高の逆風も強い。

しかし、市場全体は決して衰退していない。矢野経済研究所の同調査によれば、24年度の国内アウトドア市場規模は前年度比5.2%増の46342000万円と推計され、むしろ拡大している。日常着としても定着した「アウトドアアパレル」やインバウンドの需要増が市場全体を牽引している。加えて、ペットを連れたキャンプスタイルなど新たなニーズが市場を押し上げている。

■暑熱対策製品に熱視線

実際、出展した新富士バーナーの担当者は「新規の参入層は減ったものの、新型肺炎禍に定着した層は離れていない。ニーズをとらえた改善商品や新しい商品にはしっかりと需要が付く」と話す。

同社はシングルストーブなど定番商品に加え、今年発売の商品を会場に所狭しと並べた。スチームライスクッカー「ITADAKI(イタダキ)」は、鍋にコメと水を入れ直に火をかける直炊飯とは違い、水蒸気の熱で炊飯するため吹きこぼれや焦げ付きが少ない。火力の調節も不要なため、誰でも安定した炊飯が可能。4月の発売直後に年内予定数が売り切れたヒット商品。

防災備蓄用としてもニーズの高いシングルストーブ「ST-310/ST-340」に付加することで、アウトドアシーンに新たな調理体験を持ち込むカコムシリーズも出展。ベーススタンドを基軸として、おでん鍋やグリルプレート、たこ焼きプレートなどを用意する。「これまでシングルストーブはソロキャンプで使用いただくことが多かった。カコムシリーズをお使いいただくことで、ファミリー層にも活用を広げたい」と狙いを話す。

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新富士バーナーのカコムシリーズ

2023年にアウトドアブランド「OUTFIELD」を立ち上げたコロナも出展。夏場のキャンプや車中泊での厳しい暑さに対し、アウトドアシーンで使いやすいエアコン「BREEZE BOX(ブリーズボックス)」を初披露した。冷風能力は最大850㍗で、外気温に対してマイナス10℃の冷風が吹き出す。ポータブル電源でも稼働し、容量1000Whのもので約5時間動く。「側面にはアウトドアギアを引っ掛けられる場所を設けたり、車に積み込みやすいよう天板を平らにするなど工夫を施した」と話す。夏キャンプの最重要課題である暑さ対策に資する商品でもあり、会場では足を止め説明員の話を熱心に聞く人が多く見られた。

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コロナは会場で新製品「BREEZE BOX(ブリーズボックス)」を発表した



(日本物流新聞2026610日号掲載)