
メガワーク対応
津田駒工業は最大ワーク旋回径800ミリのNC傾斜円テーブル「メガワーク加工モデル」を開発した。自動車を一体成形するメガ・ギガキャストの普及に伴ってワークの大型化やユニット化が進んでおり、それに応える製品。10月22日から開かれる「メカトロテックジャパン2025」で参考出品する。
同製品は同社の持つ3つの駆動方式(ウォームドライブ・ボールドライブ・ダイレクトドライブ)から、加工に要求される剛性や精度、回転数などの要件に応じて適する駆動方式を柔軟に選んで組み込める。最適な構築が「ブロックビルド感覚」で行えるとし、ワークの自動着脱時の干渉を加味したクレードル部分の設計も可能。自動治具への空油圧を供給するロータリージョイントが装備でき、手持ちの汎用機に後付けできる。
ワーク振り回し径630ミリのNC傾斜円テーブル「TWB-450」も発売した。TN-450の後継機で、傾斜軸の最高回転数が約1.5倍、傾斜可搬モーメントが約3倍、傾斜角の範囲がマイナス30度~+110度にそれぞれ向上。なお同製品の発売に伴いTN-450は廃止される。
(日本物流新聞2025年9月25日号掲載)