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アマノ、業務用清掃ロボの「本丸」に挑む

投稿日時
2026/09/29 08:00
更新日時
2026/09/29 13:13
AI業務用ロボット掃除機「RAPiiTT(ラピット)」を体感できるRobot Labもフル稼働状態が続いている

床洗浄のロボット化を切り開いてきたアマノが7月、ついに乾式の除塵ロボット市場の開拓に乗り出した。AI業務用ロボット掃除機「RAPiiTT(ラピット)」は、小型床洗浄ロボット「HAPiiBOT」で培ったノウハウを軸に、高い自律走行性能を備えた除塵専用モデルだ。

「床清掃の現場において、オフィスやビルなど水洗い不要な現場の方が圧倒的に多い。おかげさまで発表以来、数多くの問い合わせをいただいている」

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清掃幅は500㍉。狭い通路なども使用できる

同社 クリーン・ロボットソリューション事業部の斎田航平課長はそう語る。一方で、除塵ロボット分野は5年以上前から競合他社が市場を形成・牽引してきた。最後発での参入だが、同氏は「先行機が更新時期を迎えつつある。国内生産・国内開発の信頼性を強みに切り込む余地はある」とみる。

シェア獲得に向け最大の強みとなりそうなのが、徹底的に追求した「現場での使いやすさ」だ。「スマホ感覚」と言う通り、筐体上部のタッチパネルをわずか3タップすればロボットは動き出す。ルート作成も、手動走行でルートをなぞるティーチングか、対象エリアの外周を囲むマッピングだけで完了。CAD図面の逐次取り込みなどは不要だ。

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誰でも分かりやすい操作画面

■エレベーター連携も可能に

機能面でも差別化を図る。市場では除塵と水拭きなど多機能機が増える中、ラピットはあえて「除塵」に特化。同等サイズ機で最大クラスとなる合計8.5㍑のゴミバケットを確保した。さらに、オプションでエレベーターやセキュリティシステムとも連携でき、複数フロア・区画での自動清掃も実現できる。

もちろん、安全面に妥協はない。画像AIが「人」と「物」を識別して、人なら停止、物なら回避行動など自律性を高めた。光学式段差センサーなどいくつものカメラ・センサーを装備し、転落や衝突のリスクを徹底的に排除している。

こうした使いやすさと安全性の追求は、同社が最も重視する「現場での定着」に直結する。全国70拠点の直営保守体制をはじめとする手厚いサポート体制もあり、同社機は95%もの高い稼働率を誇る。「愛され、確実に動き続ける」ロボットが清掃DXの本格化を力強く後押しする。



(日本物流新聞2026年9月25日号掲載)