不二越は8月1日、ドライ環境でスカイビング加工ができる「エアスカイビングシステム」の販売を始めた。「エアーユニット」と「ドライスカイビングカッタ」で構成し、同社製のスカイビング複合加工機「GMSシリーズ」に搭載できる。

スカイビング加工は歯車を効率よく生産できる反面、専用工具への負荷が大きく寿命が短くなる課題があった。同社のエアーユニットは加工部位にエアーを効果的に吹き付け、切りくずの噛み込みを抑制し、工具を長寿命にする。ドライ加工に適したドライスカイビングカッタは耐摩耗性に優れた工具材料、耐熱性の高い新コーティングHyperDS1を採用し、工具寿命を大幅に改善するという。

価格はオープン。年間15台の販売を目指す。

（日本物流新聞2025年8月25日号掲載）