機器メーカー14社とコラボ
ブラザー工業は2月2~3日、東大阪市のブラザーテクノロジーセンター大阪において、自社展を開催した。昨年のJIMTOFに出展し好評だった8機種を展示。モノづくりの町、東大阪の加工現場に対する提案として、周辺機器メーカー14社とコラボレーションした加工デモの数々や、ものづくり太郎氏による特別セミナーなど盛りだくさんの内容で盛況を博した。
難削材加工では高剛性仕様の「F600X1」にメトロールの高精度センサ、ユキワ精工の高剛性「グリーンG1チャック」でインコネルを加工。BT30番MCでも効率的に削れる点をアピールした。
28本マガジンを搭載した「U500xd1」にはナベヤのロックエレメント治具、NTツールのツールホルダ、ブルーム-ノボテストのタッチプローブ、ブンリのクーラント装置を組み合わせた工程集約を提案。自動化では複合加工機「R450Xd1」に、東邦工業がインテグレートした協働タイプのテックマンロボットと立山工業の自動化治具を用いて、ワーク自動チェンジを実演してみせた。
同社大阪営業所の石黒秀幸所長は「当社加工機は、従来40番台MCで加工しなければならなかったワークを省エネ・省スペースの30番台MCで実現できるのが強み。脱炭素化への対応や高騰する電気代の節約にも貢献できる。ぜひ当社ショールームでその実力を確かめて頂きたい」と力強くアピールした。
(2023年2月25日号掲載)