京セラ、アルミ用24枚刃の超多刃カッタ
- 投稿日時
- 2025/05/13 09:00
- 更新日時
- 2025/05/13 09:00

30番MCに対応
京セラは4月21日にアルミ部品加工に適した超多刃カッタ「MD90」を発売した。24枚刃(加工径125mmの場合)でアルミ部品を高効率かつ品位良く削る。加工径は20~350mmで、刃先仕様も含め特注やカスタマイズが可能だ。
電動化により軽量なアルミ部品の需要が増加している。BT30の小型マシニングセンタ(MC)の導入も増えており、小型MCで高能率にアルミ部品を加工できるカッタのニーズが高まっていた。
MD90は軽量のアルミボディホルダもラインナップし、BT30MCに対応。独自形状のホルダで超多刃でも高い剛性を持ち、ビビりを抑えて高能率な加工を可能にする。PCDインサートはバリを抑制する専用設計で、面粗度0.8μmRa以下の高品位な加工を実現。ツインポイントクーラントと流線チップポケット構造で切りくず処理にも優れる。
標準価格はインサート(4型番)が1万1430円~1万4840円、ホルダ(鋼ボディ:3型番)13万4620円~21万940円、ホルダ(アルミボディ:10型番)が28万6200円~54万9080円(いずれも税別)。
(日本物流新聞2025年4月25日号掲載)