料金不要、迅速な解決へ
ダイヘンは、ロボットの問題発生時にインターネット経由で状態把握や遠隔操作が可能な「リモートメンテナンスサービス」を開始した。利用前の契約やサービス料金は不要。スマートフォンやLTEルータを通じて同社サービスセンターに接続する。
新型ロボットコントローラ「FD19」に搭載したIoT機能を使用する。センターから現場のロボットを直接操作し、状況確認やパラメータ変更を可能にした。遠隔からロボットデータのバックアップもできるので、「センターにいながら詳細な調査が可能」(FAロボット事業部企画部)としている。
遠隔操作でソフトウェアをバージョンアップするサービスも盛り込んだ。顧客固有の溶接モード追加などがすぐにできるという。FD19にはウィルス対策ソフトを標準搭載。インターネット上の通信を暗号化し、盗聴などの情報漏えいを防止する。管理者が事前に登録した端末からのみクラウドにアクセスできるようにしており、第三者からの不正なアクセスを排除している。
(2020年1月25日号掲載)