伊東電機、テックセンター北関東一新
- 投稿日時
- 2024/07/15 18:00
- 更新日時
- 2024/07/15 18:00
1.8倍に拡張
伊東電機は6月12日、栃木県小山市の「テックセンター北関東」をリニューアルオープンした。
テックセンター北関東のショールーム機能は同社の東山第二工場(兵庫県加西市)にある「イノベーションセンター」に次ぐ国内2拠点目。製造業や物流拠点が多く集結する北関東地域を中心に東日本地域への提案を加速するため2020年4月に開設した。今回のリニューアルでは最新システムへの入れ替えだけでなく、2階にもショールーム機能を持たせることで、展示面積をリニューアル前の約1.8倍の約600平方?bに拡張した。
オープニングセレモニーで伊東徹弥社長は「我々の技術を短時間でご理解いただくのは難しい。本施設では技術研修や実搬送で実験できる機能も備えている。実際の搬送物を持ち込んでいただいて、搬送速度や処理能力をじっくり検証・体感できることが大きな魅力」と挨拶した。
ショールーム1階には、同社のコア技術であるコンベヤ駆動用モーターローラーMDR(Motor Drive Roller・商品名パワーモーラ)とソフトウェア技術を駆使したMDR式マテハンを活用した最新の高速仕分けユニットモジュール「id-Sorter」を設置。搬送物間を一定に保つ「オートギャッピング機能」やロット単位の塊にして搬送できる「ロット形成機能」などを体感できる。また、周辺に製造業が多いことから、1?dまで搬送可能な直角移載機「P-RAT」を活用したパレット搬送システムなども展示する。
2階にはEC物流で増えている小物・軟包装品の搬送に対応する静音・衝撃吸収搬送システム「FNR(Flexible Noiseless Roller)」などを展示。積み重なった搬送物の荷バラシや整列にも使用できる点を紹介した。
伊東徹弥社長
(2024年7月10日号掲載)