クリナップ、家族団らん育むゲームキッチン
- 投稿日時
- 2026/02/12 09:17
- 更新日時
- 2026/02/12 09:18
京都市の中学生が新宿ショールームで提案
クリナップは1月28日、新宿ショールームで「未来キッチン」ワークショップを開き、京都市立西京高等学校附属中学校の3年生4人を受け入れた。生徒から授業「未来社会探究」で考案した「未来キッチン」について相談をしたいと持ちかけられたことから実現した。
生徒たちは「20年後の日本の理想の未来」を「日本中のどの家庭も団らんの時間を取ることができ、平和で楽しく過ごすことができる未来」と仮定。その実現に向けた入口として目を向けたのがキッチン。着想のきっかけは、ある生徒が母に卵焼きを作って喜んでもらった経験である。この経験から、キッチンが家族の心を繋ぐ場所であると考え、団らんの時間を増やし家庭内環境を良くする仕組みとして、「ゲーム感覚で料理できるキッチン」を考案した。
具体的には、プロジェクターなどを活用してミッション形式で調理を進めることで、小さな子どもや料理が苦手な人でもゲーム感覚で料理を楽しめるようになるというもの。ひいては「親子間でのコミュニケーションの場にもなるのではないか」と考えを示した。
プレゼンテーション後には、生徒からプロに向けた質問タイムも取られ、「プロジェクターを使った際に想定される問題点」といった具体的な質問が投げかけられた。クリナップ側からは「音声で作業に集中してくださいと指示するなど、視覚だけでなく聴覚に訴えかけると意識の切り替えができるのでは」(守屋氏)や「ゲームというとプロジェクターやモニターを想像してしまうが、『ゲーム感覚で』と捉え直すとアイデアの可能性が広がる」(間辺氏)、「献立決めや片付けなど、キッチンを使う場面は調理前後にもある。ここからゲーム化すると目的の家族のコミュニケーションなどがよりしやすくなるのでは」(藤原氏)と、具体的なアドバイスがなされた。
生徒たちは今回の議論を参考に、仮説をさらにブラッシュアップし、3月の最終報告会で未来のキッチンを発表する。
(日本物流新聞2026年2月10日号掲載)