山善、「インテリア商談会」開催
- 投稿日時
- 2020/11/24 15:38
- 更新日時
- 2024/08/19 13:19
空間活用術を提案
山善 家庭機器事業部は7月中旬、東京・有明のショールームで「インテリア商談会」を開催した。商品企画2部の西貴久部長は、「事前予約制、来場者数の制限など、新型コロナウイルスの感染拡大防止策を講じての開催ではあったが、有意義な商談会となった。他社が商品開発に苦戦する中、当社は現法・MD・品管がZOOMを駆使して開発を進めたことで、得意先からお褒めの言葉を多数いただけた」と話す。
今回のテーマは「空間活用術」で、展示品には空間を有効活用するための工夫が随所に見られた。突っ張ることで倒れる心配がなくなるほか、高さ2.6mまで空間を有効活用できる「突っ張りウォールラック」シリーズは、テレワークの拡大により需要が増加しているデスクと組み合わせた「突っ張り壁面折りたたみデスクラック」を展示した。「デスク部分はワンタッチで開閉できるので、使いたいときにパッと出せて、仕事が終わったらサッとしまえる簡単折りたたみ構造となっている」(同社)。デスクラックのほか、TVを設置可能な「突っ張り壁面TVラック」も展開予定という。
「昇降デスク」にも注目が集まっていた。「身長や作業の内容によって最適なデスクの高さは使う人により異なる。高さの合わないデスクでの長時間作業は、腰痛や肩こりなどの原因になることもあるので、自由に高さを調整できる昇降機能付きのデスクがおすすめ。座り姿勢に疲れてきたら、デスクを高くしてスタンディングスタイルという使い方もできる」。手動(ラチェット式)、ガス圧レバー式、電動式をラインナップ。電動式はあらかじめ登録しておいた4つの高さにボタン一つで変更が可能という。
近年のトレンドであるアースカラーを取り入れたインテリアや収納用品も多く見られた。「オープンシェルフ」に組み合わせられる「インボックスドロアー」と「インボックス扉」はパールグレー、ダークブルー、オリーブグリーン、ミントグリーン、ローズレッドを展開予定。色味のほか、マットな質感も特徴。落ち着きのある空間を演出できる。
ゲーマー向けの「プライベートテント」は、デスクまわりに設置することで一人きりの遮蔽空間を演出でき、テレワークや防災用としても活躍しそうだ。今回展示した製品は、今秋発売予定という。
(2020年8月10日号掲載)