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リンナイ、高効率ハイブリッド給湯・暖房システム

CO2排出量50%削減

 リンナイはカーボンニュートラルへのひとつの目安となっている2030年に、「ECO ONE」の年間販売台数30万台を目指し、販売を加速させている。卒FIT後の太陽光発電で得た余剰電力の活用に対応できることもウリとなる。
 ECO ONEは給湯と風呂、温水暖房機能を兼ね備えたハイブリッド給湯・暖房システム。家庭での消費エネルギーの約65%が給湯と暖房によるものである中で、従来のガス給湯器に比べCO2の排出量を年間約50%削減できる(平成28年省エネルギー基準に準拠した「エネルギー消費性能計算プログラム(住宅版)」より算出。給湯使用時のCO2排出量を従来型ガス給湯器と比較)ことは、家庭内の低炭素化実現への大きな強みだ。
 これまでの給湯器はガスまたは電気など1つのエネルギーでお湯を沸かしてきたが、ECO ONEは両方をエネルギー源として賢く給湯・暖房を行う。ヒートポンプを利用することで高い熱効率での湯沸しを実現しつつ、お湯をたくさん使う時などにはガス給湯器で急速にお湯を沸かすことができる。そのため、湯切れの心配や大容量のタンクが必要なくなる。
 こうした自動制御の技術を支えるのが、リンナイが最適な給湯サイクルを生み出すマイクロチップ。使用者の生活のリズムを学習することで、必要な時間帯に向けてお湯の準備をするため、一般的な貯湯式給湯器のように高い温度域で沸き上げる必要がなく、実使用温度域である45℃前後で沸き上げることが可能。消費エネルギーの最小化を実現する。
 加えて、PV(太陽光発電)活用モードを使用すれば、昼間の余剰電力の自家消費を効率的に行えるため、従来のガス給湯器と比べて年間約65%ものCO2排出量を削減可能。ECO ONEの通常運転時よりもさらに環境保全に貢献することができる。

2022325日号掲載)