1.66×1.67㍍の小型設計
中村留精密工業は1主軸1タレットのシンプルな複合旋盤「AS-200」の国内販売を始めた。複合加工機のエントリーモデルとしての位置づけで、標準価格は1610万円(税抜)。横幅 1.66×奥行 1.67mとコンパクトで工場の狭いエリアに設置できる。月20台の販売を目指す。
同機は8インチチャックが標準で搭載可能。タレットにはミーリングとY軸が標準搭載され、テールストックの有無も選択できる。最大加工径290mm、最大加工長さ300mmと上述の機械サイズの割に加工領域が大きいのが特長。旋盤主軸はスラスト、ラジアルのどちらの方向からの強い負荷にも耐えられる設計で安定した加工に貢献する。中村匠吾社長は「コンセプトは『ここから始まる、複合加工。』だ。シンプルで使いやすく省スペースの機械で幅広いワーク対応力、高い加工能力を有している」とする。
(日本物流新聞2025年1月10日号掲載)