マグ・イゾベール、植物由来の高性能グラスウール断熱材
- 投稿日時
- 2025/02/12 09:00
- 更新日時
- 2025/02/12 09:00

枠組壁構法用でGX志向型住宅に対応
マグ・イゾベール(代表取締役社長:グレゴリー・リー)は、高性能グラスウール断熱材イゾベール・コンフォートの新製品「IC33089B420」を発売した。熱抵抗値は2.7(m2・K/W)、厚み89mm。植物由来の結合剤を用いており、枠組壁構法住宅の高断熱化をサポートする。
住宅業界では現在、カーボンニュートラルを視野に2030年以降に新築される住宅はZEH水準の省エネルギー性能確保を目指している。2024年11月に開始された子育てグリーン住宅支援事業では、これまで補助金の対象だったZEH水準よりさらに省エネ化された断熱等性能等級6を要件とするGX志向型住宅に補助金が設定されるようになり、住宅に要求される断熱性能の基準が高まっている。
同製品は「グラスウールトップクラス」という熱伝導率0.033W/(m・K)を持ち、厚さ89mmで2×4の柱径に対応する枠組壁構法用断熱材だ。熱抵抗値2.7(m2・K/W)のため、省エネ基準地域区分の3-7地域の誘導仕様基準(断熱等性能等級5相当)で、外壁における基準値に適合。誘導仕様基準を採用すると、2025年4月以降は原則必要となる「省エネ適合性判定」が不要となり、申請の手間を削減できる。
同社が20代から60代までの613人を対象に行ったインターネット調査によると、7割以上の人が「植物由来の結合剤を使用したグラスウール断熱材」を住宅の断熱材として使用したいと回答した。背景には家族の健康を守るために植物由来の製品を選びたいという意識があると考えられるという。