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パナソニック、点検業務を省力化する新誘導灯

投稿日時
2025/12/19 08:00
更新日時
2025/12/19 08:00
10月の消防法の改正受けて

パナソニック エレクトリックワークス社は、10月の「消防用設備等の点検要領の一部改正」に合わせ、点検業務の負荷低減に役立つ新型誘導灯を121日に発売した。

新たに搭載した「みるだけバッテリーチェック」は、本改正で認可された点検方法「周期指導方式」にいち早く対応した機能。3カ月ごとに自動でバッテリー点灯に切り替えて点検を実施。その結果を青色モニタにわかりやすく表示する。

誘導灯は停電時にバッテリーで点灯し暗闇や煙の中での避難を補助する設備。万が一の事態に備え6カ月ごとの点検・報告が義務付けられている。中でもバッテリーの点検作業は、点灯方法を切り替えてから定格時間(20分間または60分間)の点灯を確認する必要があり、作業負担が大きかった。新製品はこの放電待機時間を省略できる。

定期的な放電を行うことでバッテリーの活性化にもメリットがあるとし、同社はみるだけバッテリーチェック機能の付いた誘導灯の出荷目標を来年度35万台(業界年間出荷台数121万台)に定め、30年度には販売比率100%を目指している。価格(税別)は一般型(20分)の片面型C級(10形)で47800円。従来製品より定価ベースで5000円ほどのコストアップになる予定。

(日本物流新聞20251210日号掲載)