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Exotec、次世代「Skypod」を国内初導入

投稿日時
2025/10/03 09:00
更新日時
2025/10/03 09:00
次世代「Skypod」の活用イメージ

コンタクトレンズ向け物流センターで

Exotec Nihon91日、福山通運が所有・運営するメニコン向け物流センター(千葉県八千代市)に、今年2月に発表した次世代自動倉庫「Skypod」が国内で初めて導入されると発表した。メニコン、福山通運、IHI物流産業システムと連携し、2026年下旬の稼働を目指す。

Skypodは、前後左右上下の3次元方向に走行可能なロボットが、対象商品をピッキングし、作業者のもとへ搬送するGTPGoods To Person)型の倉庫自動化ソリューション。属人的な作業に比べ、保管効率・出荷速度・作業品質を飛躍的に向上させることが可能となる。今回導入される次世代モデルは、従来と比べて出荷処理能力を最大50%、保管密度を約30%向上させている。さらに、オーダーごとの優先度や配送ルートを考慮した出荷順序の最適化、バッファー機能、ECと店舗向けを単一システムで処理可能なオムニチャネル対応などの付加価値機能により、単なる省人化にとどまらず、ピーク時の安定運用とリードタイム短縮、サービスレベル向上に貢献する。

導入先は福山通運千葉八千代支店。保管ビン1810、ロボット73台を配備し、ピッキングを中心に運用する。メニコンは263月にマレーシア新工場の稼働を控えており、物量の増加と将来の人手不足に備え、省人化と品質向上を目指している。

(日本物流新聞2025925日号掲載)