YKK AP、埼玉工場の主力生産ラインを増強
- 投稿日時
- 2021/08/11 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:17
樹脂窓需要にタイムリー供給
YKK APは、2021年7月で操業10年を迎える「埼玉窓工場」(埼玉県久喜市)において、首都圏の樹脂窓需要増加に対応するべく新ラインを増設する。
約13億円の設備投資を行った新ラインでは、主力商品の高断熱樹脂窓「APW330」を生産する。自社製の独自の生産設備により、樹脂フレームの切断加工、溶着・部品付工程、さらにライン内搬送を自動化した高効率な生産を行う。
「埼玉窓工場では断熱性能に優れた窓ガラス『Low-E複層ガラス』や防火/準防火地域で使用される耐熱強化ガラスの製造も行っている。『APW330』の生産ラインでは、家一棟単位での生産を行うことで、首都圏を中心とした関東エリアの住宅建築現場にタイムリーに窓を供給可能にする」
同社は、今年度スタートした第6次中期経営計画において「モノづくり改革の実現」を事業方針に掲げ、技術力強化やスマートファクトリー化によるモノづくり改革に取り組んでいる。今回増設する新ラインでも、省人化と高効率化を実現し、樹脂窓生産能力を従来の1.4倍に向上させる見込みだ。
(2021年7月25日号掲載)