日本工作機械工業会は5月30日、稲葉善治会長（ファナック会長）の任期満了に伴い、新会長に坂元繁友氏（芝浦機械社長）を選出した。

坂元氏は就任にあたり「工作機械は日本の基幹産業。先行きは米の関税政策などで不透明感が強いが、国際競争力を高めるためにもまずは国内の老朽化した工作機械の更新を進めていきたい」と語った。

会長職から相談役に就任した稲葉氏は坂本氏に対し、「業界を熟知されており、これからの日工会を力強くけん引してくれるだろう」と期待を込めた。なお、副会長には山崎智久氏（ヤマザキマザック会長）、家城淳氏（オークマ社長）、石井常路氏（岡本工作機械製作所社長）、山口賢治氏（ファナック社長）が選出された。

（日本物流新聞2025年6月10日号掲載）