山善・家庭機器事業部、初のコミケ出展
- 投稿日時
- 2026/08/27 09:00
- 更新日時
- 2026/08/27 09:00
コレクションケースで推し活市場に風穴
山善・家庭機器事業部(中山尚律事業部長)は、8月15・16の両日に東京ビッグサイトで開催された「コミックマーケット108」に初めて出展した。2日間で約26万人が訪れた会場で、「飾るまでが、推し活です。」をテーマにコレクションケースなどを展示した。
開催初日に販売開始となったアクリル製の「推し活コレクションケース」シリーズは、幅と奥行きの異なる4タイプがそろい、飾りたいグッズの量や置き場所に合わせて選べる。棚板はあらかじめ設けられた溝にはめ込む構造のため位置替えしやすく、コレクションの増減にも柔軟に対応可能。幅30㌢×奥行13㌢のタイプは壁掛けもでき、玄関や壁面のちょっとした空間に推しを飾れる。

「コレクションを思い浮かべながら熱心に耳を傾けてくださる方が多かった」(松藤課長)
一方、6月に発売したガラス製の「コレクションケース」シリーズは、棚板の高さを約9㌢ピッチで自在に変えられる高いカスタイマイズ性が特徴。棚板には手前と奥で段違いに設置できるタイプも用意し、前後に並べたグッズが干渉せずに見やすく飾れる。不純物が少ない強化ガラスを採用することで、「上から見た時でも下まで推しが綺麗に見える」(同事業部・商品業務課 佐藤裕貴氏)という。さらに、「ヒートソーク処理」(再加熱試験)を施すことで突然の破損リスクを防ぐなど、設置後の安全面にも配慮した。
出展をまとめた同事業部・商品企画2部の松藤竜一郎課長は出展の狙いについて「自動車産業と同等の市場規模まで成長した推し活業界において、山善の知名度はほとんどなかった。そこに一番早くリーチできるのがコミケだと考えた」と説明。実際、出展を報告したXへの投稿は197万回表示され、3万2千件を超える「いいね」が集まった。松藤課長は「普段家で使っている扇風機やコーヒーメーカーの山善かと、コミケ出展をきっかけに製品とブランドが結びついた方も多く見られた。山善ブランドの認知向上への波及効果も大きいはず」と笑顔を見せた。
(日本物流新聞2026年8月25日号掲載)