永大産業、ベトナムに新規建屋竣工
- 投稿日時
- 2022/09/05 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:21
国内外向け生産体制強化
永大産業は8月5日、100%出資子会社の永大ベトナム(=EVC・森田晋司社長)の新規建屋が完成し、7月27日から運用を開始したと発表した。鉄骨造りで延床面積は約4600平方m。
EVCは2012年の操業開始から、同社の生産拠点として現在3種類(シート、挽き板、ムク)のフローリングを生産しているが、生産量の増加により完成品のストックの場所や、ウッドショックの影響による材料の在庫確保のためのスペースに課題があった。安定した生産体制を強化するために昨年12月、約1億円を投じて新規建屋建設に着手した。主な用途は完成品と原材料のストックだが、挽き板フローリングのうち、生産ラインの一部をこの新規建屋に移設する予定。
「EVCは当社にとって不可欠な生産拠点。日本国内向けのフローリングの生産だけでなく、21年4月からは経済成長が著しいベトナム国内向けの生産と販売も開始している。工場の残りの敷地においては、既存製品の増産、新製品生産、さらに現地販売の拡大など様々な可能性を考慮しながら活用計画を策定したい」(同社)
(2022年8月25日掲載)