立形MCを生産
ヤマザキマザックはこのほど、インド・マハーラーシュトラ州プネー県に新設した工場の本格稼働を開始。6月28日に約300人を招いてオープニング式典を開催した。
今年に入って人口が中国を抜いて世界一になったとみられるインドでは、自動車をはじめ医療、半導体など産業市場が拡大している。工作機械も今後の需要拡大が見込まれ、同社もインドでの迅速な製品提供とサポート品質の向上を目的に工場の新設を決めた。なお、これまでインド向けには日本とシンガポールからの輸出で対応していたという。
同工場ではインド国内向けの新たな立形マシニングセンタ「VC-Ezシリーズ」を生産。同社にとって、2013年に稼働をはじめた中国・遼寧工場に続く10年ぶりの海外生産拠点となる。「インドでの現地生産によりインド市場でのシェア獲得を図る」(同社)とする。
(2023年7月25日号掲載)