パナソニックハウジングソリューションズは6月3日、中古住宅とリノベーションをワンストップで提案できる新サービス「リノリッチ」の運用を開始。同日からパナソニック ビルダーズグループやPanasonic リフォームClub、パナソニックの住まいパートナーズの加盟店に向けて、マンション版の物件検索システムや提案ツールの提供を始めた。

同サービスは物件検索システム「リノ速」と物件ごとに即座に見積書を作成可能な積算ツールからなる。リノ速では3つのリノベーションプラン（「フルリノベ」「LDKリノベ」「水廻リノベ」）それぞれの工事費用と物件価格の総額を一目で確認できる。

検索エリアは千葉県から始まる予定で、公開の物件数は1千件ほど。今年度中には「戸建て版」の提供も始める予定で、同社営業本部住宅・建築製作企画室室長の松川武志氏は「資材価格の高騰や新築着工件数が減っていく中で、中古でも構わない、中古物件をリフォームしたいという施主様が増えている。一方、物件価格だけで予算を使い切ってしまってリフォーム資金が足りなくなったなどの悩みも聞かれる。そうした課題を本サービスで解消したい」とコメント。今後は加盟店を増やし全国への展開も視野に入れる。

（日本物流新聞2025年6月25日号掲載）