環境配慮した形彫放電
ソディックはスマートフォンやタブレット端末、自動車部品など向けの金型および部品加工で好評のリニアモーター駆動形彫放電加工機「AL」シリーズをモデルチェンジし、順次販売している。すでに発売した「AL40G+」(X軸ストローク400?_)、「AL60G+」(600?_)に続き、大型の「AL80G+」(=写真、850?_)、「AL100G+」(1200?_)を5月に発売する。
ALプラスシリーズは環境にいっそう配慮したのが特長。部品の調達から製造工程、製品の性能を決定づける企画、設計にいたるまで徹底した検討を行ったという。消費電力量は従来機比で47%低減した。なお同シリーズの生産は、太陽光発電システム導入によりエネルギー消費削減を実践している工場で行い、「性能に加え製造面でも環境対応に貢献する製品となっている」と自負する。
従来機で好評の熱変位補正機能TH COMを「AL80G+」「AL100G+」に標準搭載した。この補正機能は設置環境の温度変化、Z軸の高速ジャンプ時の熱影響、双方に対する変位を抑制する。簡易的な自動電極交換システム(シャトルATC)、多くの電極に対応する大型・中型自動電極交換装置(ATC-16/32)、ロボットを使用した本格的な自動化システムまで様々な自動化ニーズに対応可能。
(2024年5月15日号掲載)