YKK AP、戸建用マドリモを拡充
- 投稿日時
- 2024/01/08 09:00
- 更新日時
- 2024/01/08 09:00
省エネ補助金で樹脂窓化率5→45%へ
YKK APは外壁を壊すことなく、約半日で最新の窓に取替可能な「マドリモ 断熱窓 戸建用」樹脂窓に、障子が樹脂・枠がアルミ樹脂複合構造のリフォーム専用に開発した「引き違いハイブリッド専用枠」を来年2月5日から追加する。
今年度スタートした3省連携による住宅向けの省エネ化補助事業では、高断熱窓へのリフォームに高い補助金額が設定されたこともあり、今年度上半期の「マドリモ 断熱 戸建用」の販売数量は前年同期比で約2倍。樹脂窓化率も昨年度が5%だったところ、今年度上半期は45%に伸長した。
同社はそうした流れをさらに促進するため、「壁厚の薄い既存住宅に納まらない」「大開口サイズに対応できない」「現場への運び込みが困難」といった施工面の課題を、断熱性能の高い樹脂サッシにアルミ樹脂複合枠を組み合わせる事で解消。枠の見込(奥行)を従来の148?_から117?_に、見付寸法も下枠立ち上がりを同57?_から29?_へとスリム化。壁厚の薄い既存住宅への取り付けなどへの幅広い対応を可能にする。
複合枠でありながら窓の断熱性能は、今年度の「先進的窓リノベ事業」におけるAグレードであり、従来の樹脂窓と同等クラス。価格(税別)は引き違い窓(Low?E複層ガラス、2枚建、クレセント仕様、幅1690?_×高1170?_)で17万9800円。
(2023年12月25日号掲載)