山善家庭機器事業部顧問会、5年連続1000億円達成
- 投稿日時
- 2025/07/11 11:49
- 更新日時
- 2025/07/11 11:51

新スタジオで商品の魅力発信
山善・家庭機器事業部は6月12日、東京都目黒区のホテル雅叙園東京で東日本山善家庭機器事業部の顧問会及び方針説明会、懇親会を開催した。東日本の主力取引先74社から経営トップら89人が出席した。
方針説明会に先立って行われた顧問会総会ではコロナ・営業本部 首都圏支店長の小野和浩氏が新会長に選任された。小野会長は「給与所得に改善が見られるものの、物価高で消費マインドは低い状態が続いている」と厳しい市場環境に触れると共に、会社経営は人材確保の面でも難しい状況にさらされていると説明。「皆さんと一緒に取り組みたいのは、安いものからランクアップして中高級グレードの商品の提案を強化していくこと。人を呼び込む魅力ある業界を作っていくためにも、利益が残りやすい商品提案の強化をお願いしたい」と呼びかけた。
方針説明会に立った山善取締役常務執行役員の中山尚律家庭機器事業部長は2024年度3月期の同事業部の売上が1008億円と5年連続1000億円突破を達成したと報告。1000億円からもう一歩上に行くため、既存顧客との取り組み強化と、事業部の中でも伸び率の高いイーコマース(EC)向けの取り組みを強化すると発表。その一つとして、同事業部の有明事務所の8階の半分を新たに借り受け(これまでは11、12階)、そこにeビジネス部と撮影スタジオを作ったことを報告。ユーザーと商品のタッチポイントとなる画像や映像を強化することで、商品の魅力の発信に力を入れると明らかした。
第二部ではフジテレビ「ホンマでっか⁉TV」などに出演する経済評論家・門倉貴史氏による特別講演「どうなる?今後の日本経済」を経て、第三部の懇親会を開催。顧問会幹事を務める小黒正宏氏(新富士バーナー常務取締役営業部部長)の発声で乾杯した。歓談の後、顧問会副会長の大原章裕氏(パナソニックマーケティングジャパン業態店営業センター第一営業部部長)の中締め、山善専任役員の入部康久家庭機器事業部副事業部長のお礼挨拶、山善専任役員の西出康人家庭機器事業部副事業部長による大手締めで閉宴した。
(日本物流新聞2025年7月10日号掲載)