自動化対応、環境配慮モデルに
安田工業は立形マシニングセンタ「YBM640V」と「YBM950V」を「Version.V」にリニューアル。それぞれ8月1日に発売した。
発表から28年間売れ続けたベストセラー機を大幅刷新。独特な機械構造や熱変位対策の徹底、独創的なスピンドルといった同社の独自技術はそのままに、均整の取れた機体と使い勝手との両立を図ったグローバルテイストなデザインを採用。メンテナンスパネルや補器類の配置を見直し、自動化ニーズに対応できる自由度を高めた。
標準装備のステンレス製スラントカバーは、切粉の侵入を防ぎ耐久性と切粉排出性を高めるほか、可動式アーム型操作盤は高さのカスタマイズが可能で、オペレータの使い勝手を向上させた。
また従来の油圧ユニットに代わり、インバータ型油圧ユニットを採用。「ECOモードとの併用で最大6%の消費電力を削減可能。CO2排出やランニングコスト低減にも貢献する」(同社)
テーブル作業面と最大積載質量は、YBM640Vが700ミリ×450ミリの300キログラム、YBM950Vが1000ミリ×500ミリの800キログラム。いずれも主軸回転速度は最大2万4000回転、工具収納本数は30本。
(2022年8月10日号掲載)