YKK AP、ペロブスカイト太陽電池を商用送配電網に接続
- 投稿日時
- 2025/11/12 09:42
- 更新日時
- 2025/11/12 09:43
YKK APはガラス型ペロブスカイト太陽電池を用いた建材一体型太陽光発電(BIPV)の内窓を、商用電力網に接続する「系統連系」型としての実装検証を同社拠点「谷町YFビル」(大阪市)で開始した。
同社はこれまでにも関電工との業務提携のもと、秋葉原や札幌、羽田などで実証を重ねてきた。今回の実証では同ビル6・7階の執務エリアに設置された既存の内窓を撤去し、計27枚のBIPV内窓を設置。設置から施工、運用までの一連の工程や発電性能、ビル外観への影響などを確認する。加えて、ペロブスカイト太陽電池を用いた太陽光発電システムとして、パワーコンディショナを使用したシステム設計や通線方法の検証、系統連系対応、消防法適合も確認する。期間は1年程度を予定する。
(日本物流新聞2025年11月10日号掲載)