湯切れ防ぎコスト抑制
ノーリツは7月下旬、同社初となる小型業務用エコキュートを10月3日に発売、環境配慮型商品のラインアップを拡充する。
同時発売の同社製制御ボックスとセットで利用すると、エコキュートと業務用給湯器と併用できるハイブリッド給湯システムとして機能する。曜日やシーズンによって使用湯量が変動しやすい業務用利用では、「湯切れ」を防ぐため、業務用エコキュートでは複数台の連結設置が主流。しかし業務用ハイブリッド給湯システムでは、湯切れ時に業務用給湯器がバックアップ熱源として作動するため、導入コストを抑えながら、湯切れによるダウンタイムを抑制でき、業務への支障を防ぐ。
さらに、空気の熱を利用して湯を沸かす電気式給湯機のエコキュートは、CO2排出量を従来型給湯器と比べて約52%削減可能。「脱炭素の推進や今後加速が予想される業務用の電化ニーズ拡大に応えるため、業務用分野でのエコキュートのラインアップを拡大した」(同社)
小型業務用エコキュート・業務用ハイブリッド給湯システムの一日の給湯量は1550?g、価格は単相仕様108万9000円、三相仕様は111万1000円から(いずれも税込み価格)。23年度の目標販売台数は200台を見込む。業務用ハイブリッド給湯システム制御ボックスの価格は8万2500円(税込み価格)。
(2022年8月25日掲載)