日本アイ・エス・ケイ、物品貸出を保管庫で厳密・省力化
- 投稿日時
- 2025/07/02 09:00
- 更新日時
- 2025/07/02 09:00

セミオーダーで多様な現場に対応
耐火金庫で知られる日本アイ・エス・ケイ(茨城県つくば市)は、モノづくりの現場に向けて物品貸出保管庫の提案を加速している。
長年オフィス向けの保管機器を手掛けてきた同社だが、2022年末に半導体工場向けに「校正管理機能付き 計測器保管庫」を納入したことをきっかけに、物品貸出を管理する保管庫を「ツールストレージソリューション」として、モノづくりの現場に提案してきた。
「モノづくりの現場では、コンプライアンス対策やトレーサビリティの管理が厳密化していることに加えて、人手不足などを理由に物品管理を厳格化・省力化・省人化したいというお客様が数多くいることがわかってきました。当社の製品はセミオーダータイプのため、お客様の課題に合わせて様々な場所、用途、物品の管理に対応できる点を評価いただいています」(同社鋼製品事業部)
一元的な管理を行うことで、物品の管理だけでなく「使用効率の向上や紛失防止などにも役立つ」といい、保管した物品に定期メンテナンス用の日付を設定することで計測機器の校正管理にも利用できるとする。
遠隔での管理も可能。専用の管理ソフトをインストールした管理用パソコンをネットワークに接続することで、遠隔から物品の利用状況の確認、利用者の登録・削除、利用履歴の確認などを操作することができ、無人での運用にも向く。
同社は7月4・5の両日、インテックス大阪で開催される大阪どてらい市に出展し、同ソリューションについてデモ機やパネルなどを用いて提案する予定だ。
(日本物流新聞2025年6月25日号掲載)