
昨年比170%目指す
ノーリツは2月中旬、帝国ホテル大阪(大阪市)で2025年度経営方針発表会を開催し、同社製品の関西の販売店など44社79人が参加した。腹巻知社長は中計「Vプラン26」の2年目として「売上高2050億円(国内1370億円、海外680億円)、営業利益30億円(国内15億円、海外15億円)を目指す」と語った。
国内事業では収益構造の見直しで再建を図る。収益基盤の「住宅向け温水分野」では、シェアの拡大と環境配慮型商品の拡販により利益の拡大を目指す。「厨房分野」では「量と質の向上を追求し収益の安定化を図る」(腹巻社長・以下同)とした。成長分野であり高い収益性とシェアを持つ「非住宅分野」は事業規模を拡大し、国内事業全体の業績底上げを狙う。また、昨年12月に非対人領域における「熱ソリューション事業」を本格化しており「専用施設の開設と人員増強による体制強化を進めている」と事業確立を急ぐ。
海外では需要停滞の長期化を想定し中国エリアを利益重視の戦略へシフトする。また北米エリアでは、非住宅にウェイトを置いた事業構造への変革で収益重視の事業展開を進める考え。
環境配慮型商品の具体的な取り組みに向けては「昨年はハイブリッド給湯機の販売台数が前年比140%と大きく伸長。今年は補助金活用による拡販とバリューチェーン全体の見直しにより、開発と販売までのプロセスを効率化し、前年比170%の販売台数を目指す」と意欲を見せた。
(日本物流新聞2025年3月25日号掲載)