パナソニックに供給
コロナは11月25日、パナソニックのエレクトリックワークス社が来年4月に販売を始める家庭用燃料電池コージェネレーションシステム「エネファーム」の「大容量貯湯モデル」を同社と共同開発し、同製品の貯湯タンクユニットを供給すると発表した。昨今、カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みが加速し、エネファームは低炭素化を推進する手段として注目を集めている。
大容量貯湯モデルには370?gの専用貯湯タンクユニットが採用される。バックアップ用の熱源機を非搭載としながら、家庭における給湯需要(5人家族程度まで)を満たすことができ、また発電時に発生する熱を蓄える容量が増すことで、発電量も増やすことができる。
コロナは2001年にエコキュートを世界で初めて販売開始。今年5月に公表した中期経営戦略「2026ビジョン」では「脱炭素社会への貢献 レジリエンスな社会」を掲げており、大手ガス機器メーカーに家庭用給湯・暖房システム用のヒートポンプユニットを供給するなど、地球環境に配慮したモノづくりを進めている。
(2022年12月10日号掲載)