YKK AP、黒部製作所内に新オフィス竣工
- 投稿日時
- 2024/12/03 18:00
- 更新日時
- 2024/12/03 18:00
自然環境・社員の健康に配慮
YKK APは10月29日、同社の黒部製造所(富山県黒部市)内で建設を進めていた「YKK AP30 ビル」の竣工を発表した。
同施設はYKKアーキテクチュラルプロダクツ設立から30年の節目となる2020年に建設計画をスタート。「個・組織・社会を繋ぎ、経験と感動を共有する」をコンセプトに、自然環境及び、働く社員の健康に配慮した「杜の中のオフィス」を掲げている。
建物全体の省エネ設計に加えて、黒部の自然エネルギーである風や光を活用したパッシブデザイン、敷地内における太陽光発電などの創エネによって、年間の一次エネルギー消費量を実質ゼロまたはマイナスとする「ZEB」を実現。
オフィスフロアでは、作業内容などによって働く場所を選択できる「ABW」といった考え方に基づき、施設全体をオープンオフィス化。社員それぞれが自律的な働き方を行えるよう環境を整備した。オフィス内には製造部門の本部機能および本社機能の一部を有し、部門間と東京本社との連携を強化する。
他にも同社の歴史や理念を紹介するフィロソフィーホールを設置するなどブランド発信のための拠点としても活用する。
(2024年11月25日号掲載)