塑性加工の総合力「MF技術大賞」日鍛工が8件選定
- 投稿日時
- 2024/12/27 09:00
- 更新日時
- 2024/12/27 09:00
(一社)日本鍛圧機械工業会は11月28日、塑性加工技術の高さを顕彰するMF技術大賞2024-25(選考委員長=柳本潤・東京大学機械工学専攻教授)の受賞製品を発表した。21日に開いた理事会で決定した。この賞はMF(Metal Forming)に不可欠な鍛圧機械、製品加工、金型、システム、素材、組立、研究の7要素を組み合わせた総合力を顕彰するもので今回で8回目。トータルでエコな製品製作の成果を発信し、川上から川下までの鍛圧塑性加工技術の発展に寄与することを目指す。最終製品の良さを評価するため、鍛圧機械メーカーと加工メーカーなどの連合体を表彰するのが特徴。
MF技術大賞に選ばれたのは次の2件(応募代表会社、50音順)。アイダエンジニアリング、湯浅製作所「焼結+切削からの工法転換によるジョイントの板鍛造加工」/アマダ、アマダプレスシステム、三陽製作所「4軸ハイブリッドプレスを用いた複動加工製品の製造」。MF新技術賞(製品部門)はアマダ「ファイバーレーザ溶接システムFLW-ENSISeシリーズAI-TAS」、MF新技術賞(環境部門)はアマダ「電動サーボベンディングマシンEGB-eシリーズ」。このほかMF技術優秀賞2件、同奨励賞2件が選ばれた。
表彰式は来年1月10日に東京アメリカンクラブ(港区)で行い、受賞鍛圧機械と受賞加工製品はMF-TOKYO2025(7月16日〜19 日、東京ビッグサイト)でパネル展示する。
大賞「4軸ハイブリッドプレスを用いた複動加工製品の製造」の農業用管理機械の構成部品(左)とデジタル電動サーボプレス
(日本物流新聞2024年12月25日号掲載)