シャープ、インドネシアのエアコン工場稼働
- 投稿日時
- 2023/05/24 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:21
ASEANへの輸出拠点に
シャープは4月12日、インドネシアに完成していたエアコン新工場での出荷を開始した。現地の生産販売会社がカラワン県カラワン工業団地に建設していたもので、投資額は約40億円。年間90万台の生産能力を備え、標準的なエアコンのほか、省エネ性能に優れるインバータエアコンなどを生産する。
約2億7000万人の人口を擁するインドネシアはASEAN諸国のなかでも最も人口が多く、また同国を含むASEAN諸国では経済発展に伴う家庭用エアコンの市場が拡大傾向にある。さらに都市部にとどまらず、地方でもさらなる需要の増加が今後見込まれている。
新工場はインドネシア国内やASEAN諸国の高い需要に対応する生産・輸出拠点に位置付けられる。ASEAN地域全体へ安定的に製品を供給する体制を築くとともに、将来的にはAIoT(AIとIoT)を搭載した付加価値の高いモデルも新工場で生産し、ASEAN市場でのシェア拡大を目指す。
(2023年5月15日号掲載)