LIXIL、窓製品の新戦略「GREEN WINDOW」
- 投稿日時
- 2023/12/18 09:00
- 更新日時
- 2023/12/18 09:00
LIXILは11月21日、都内で記者発表を開催。窓商品の新戦略として、地域に最適かつ環境負荷を低減する窓の総称を『GREEN WINDOW』と定義し、展開していくと発表した。
今年100周年を迎えた同社の窓・ドアブランドTOSTEMは、南北に長い地形の日本各地の特性に合わせた最適な窓の選定方法や、住宅のライフサイクル全体におけるCO2削減を通じて環境負荷の低減を目指す。
加えてライフサイクル全体から環境負荷への影響を定量的に判断する簡易算出シミュレーションを開発(来春展開予定)するなど、プロユーザーと一緒に推進できる体制を整えていくという。
「窓製品の選定については、断熱性能に加え、日射熱取得率を地域特性に合わせて検討できるような仕組み作りを行っていく。また製造工程においては、これまで焼却や埋立処理されていた資源の循環に配慮しCO2削減へ繋げていく。製品の原材料には可能な限りリサイクル素材を使用し、長寿命化とリサイクル性を考慮した設計を行うなど、製品設計において責任ある資源の使い方を推進していく。当社は窓の素材において、アルミは世界屈指のリサイクル技術を持っているほか、樹脂窓においても分離回収のしやすさに配慮するなど先進的な設計を行っている」(同社)
(2023年12月10日号掲載)