半導体製造装置市場、27年に1500億ドル超か
- 投稿日時
- 2026/01/19 08:00
- 更新日時
- 2026/01/19 08:00
メモリ関係スーパーサイクル突入、SEMI
半導体業界の国際組織であるSEMIは12月15日(米国時間)、「世界半導体製造装置の2025年末市場予測」を発表した。2025年の半導体製造装置の世界売上は前年比13.7%増の1330億ドル(約20兆7千億円)と過去最高を記録すると見込む。こうした成長はAI関連投資に支えられ27年には初の1500億ドル超えの1560億㌦に達する見通し。
日本法人のSEMIジャパンが12月16日に行ったメディア向けブリーフィングで、SEMI マーケットインテリジェンスチーム シニアディレクターのClark Tseng(クラーク・ツェン)氏は、成長の背景についてGoogleの統計を引用し、「Geminiが処理する1カ月当たりのトークン量は24年4月に9.7兆であったが、1年後には480兆と約50倍に、さらに半年後の25年10月にはその2倍となる約1000兆まで増えている」と指摘。
30年にも世界の半導体売上に占めるAI関連の比率は50%まで高まると見られている。こうした高い伸び率に牽引され、半導体市場は従来の予想を1年前倒しし29年に全体売上が1兆㌦を超えると見る。
一方で、AI関連の伸長に合わせて、メモリ不足や価格の高騰も心配されている。ツェン氏は「AIサーバはHBMもたくさん使用する。そうすると標準的なDRAMに生産キャパシティーが回らなくなってしまう。こうしたひっ迫状況は26年も続くと見ている」とし、メモリ全体がスーパーサイクルに入っていると指摘した。

(日本物流新聞2026年1月10日号掲載)