10月~11月にかけて増加するのが、住宅などの建物を狙って行われる「侵入犯罪」だ。2021年度までの19年連続で減少傾向にあった認知件数は22年に増加に転じた。住宅を対象とした侵入窃盗は1日当たり約44件発生しており、警察庁は「未だに多くの住宅が被害に遭っている」と見解を述べる。

「秋ごろが最も引き合いが増える」と実感を話すのは手軽に設置しやすい防犯カメラを手掛けるSREEの松山一志氏。いわゆる闇バイトによる凶悪犯罪が取り立たされた23年以降、特に都市部近郊地域で設置数が顕著に増えているという。

同社の防犯カメラシリーズ「relica」は累計出荷台数2万3千台を誇る。特に、貼るだけで使える防犯カメラ「relica G3」はリチウムイオンバッテリーを内蔵したフルワイヤレスタイプ。強力マグネット専用ブラケットを壁に貼れば、ビス止めなしで簡単に設置できる。専用アプリをスマホにインストールすれば、遠隔からカメラ映像の確認や不審者への声掛けなども行える。

いざという時に身を守るための備えも重要だ。日東のさすまたは全長186㌢ながら、製品の中ほどでの分割が可能。日常生活の中では威圧感や不安を感じさせないアイテムで、非常時に備えたい。

（日本物流新聞2025年10月25日号掲載）