タカミヤ、垂直設置型の太陽光発電架台
- 投稿日時
- 2025/04/28 09:00
- 更新日時
- 2025/04/28 13:47

省スぺースで農地・工場・駐車場で発電
足場をはじめとする建築資材などを手がけるタカミヤは、限られたスペースで効率的に発電できる垂直設置型太陽光架台「H-V System」の販売をはじめた。パネルを地面に対し垂直に設置することで、場所を取らず両面で受光・発電できる。農地や駐車場の間仕切りスペースなど、これまで発電設備の設置が難しかった狭い場所でも効率の高い発電が可能になる。
カーボンニュートラルの流れで太陽光発電は導入が拡大しているが、平地の少ない日本では設置場所の確保が課題になりやすい。多雪地域ではパネルに雪が積もることによる破損リスクもあり、これらを回避できる発電設備が求められていた。
H-V Systemはパネルを垂直に設置することで、パネルの両面で受光し日商条件に左右されない安定した発電が可能。発電のピークが朝と夕に分散するため、価格が高い時間帯に発電ができる。立て看板のように設置するため農地のあぜ道や駐車場、工場敷地のフェンス沿いなど限られたスペースに設置が可能。パネルに雪が積もりにくくメンテナンスの負担も軽減する。
なお施工はタカミヤが太陽光発電所の建設で培ったノウハウをもとに、静音でスピーディに施工できる油圧振動杭打機の技術を応用。工期を短縮しトータルコストを抑えるとする。
(2025年4月25日掲載)