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ジェービーエム、主力CAMにバリ取り新機能追加

投稿日時
2024/09/09 18:00
更新日時
2024/09/11 10:45

ジェービーエムエンジニアリング(株)

3軸環境でも効率化されたバリ取りが可能に

バージョンアップで生産性向上

 ジェービーエムエンジニアリングは830日、「Mastercam 2025」をリリースした。機械加工オペレーションの速度や効率、精度を向上し、生産性向上にむけた機能強化を行った。
 主な新機能としては、Y軸旋削にMill-Turnサポートを導入。適切な工具姿勢と主軸原点を使用してツールパスを作成する。新たに追加したA軸輪郭旋削ツールパスはB軸輪郭旋削ツールパスを補完し、従来の加工方法では工具が届きにくい領域の加工も簡単に行える。
 また、3軸バリ取りオプション「Mastercam Deburr」が新たに追加。自動エッジ検出と直感的な設定コントロールによりバリ取りのプログラムを簡素化する。Mastercam5軸向け機能のライセンスがなくても使用可能で、3軸環境でも最適なバリ取りが行える。作業時間の短縮化とバリ取り精度向上で省力化とともに品質向上にも寄与する。
 ねじ切りミルツールパスには、リードイン/アウトに、送り/回転オーバーライドなどの設定を追加、工具の長寿命化と加工精度の向上を実現する。段階的なリードイン/アウトにより食い付き時とリードアウト時の動作を制御でき、工具の外径基準で送り速度を計算することで適切な加工条件を利用できる。
 このほか2Dダイナミック加工とキャビ加工のツールパスに仕上げパスを追加するなど大幅な強化を行った。ソフトウェアライセンスの自動更新通知を導入し、ライセンスの更新作業を容易にする。

2024910日号掲載)