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エンシュウ、6年ぶり自社展

投稿日時
2024/01/08 09:00
更新日時
2024/01/08 09:00

エンシュウ(株)

ショールームに並ぶ立形MC「SV130」。操作盤を側面に付けた2APC仕様(手前)と毎分5万回転主軸仕様(奥)

「省エネ・自動化・EVシフト」テーマに

 エンシュウは128日までの3日間、新製品紹介や工場見学、セミナーなどで構成するプライベートショー「Saving Fair 2023」を静岡県浜松市の高塚工場で開き、部品加工企業や商社から678人が訪れた。同社が単独で自社展を開くのは実に6年ぶり。高塚工場にショールームを開設した2015年から2年に一度ほど開催してきたが、コロナ禍を受けて中止していた。同社は「当社製品を求めて来場いただけるこのような参加型の展示会を今後も続け、ファンを増やしていきたい。『省エネ・自動化・EVシフト』をテーマに時代のニーズに合わせた機械・システムを提案していく」(営業本部)と言う。
 ショールームで実演して見せた主軸15番の立形マシニングセンタ(MC)「SV130」(テーブル寸法400×300?_)の幅はわずか1.1?b。主軸回転数を毎分2万→5万に高めた仕様機や、加工エリアを見ながら作業できるよう操作盤を機械横に付けた2APC仕様機を紹介した。30番の横形MCSH350」(同650×400?_)は標準主軸(毎分1.2万回転)を高トルクもしくは高加減速仕様に変更できるほか、ガントリーローダーや機内ローダー「E-Loader」を付けてグレードアップできる。
 同社は工作機械メーカーであるとともにユーザーでもある。二輪・四輪車などのエンジン部品製造が同社事業のもう1つの柱で、工場見学ではIoT化でサイクルタイム短縮を進めるシリンダブロックの製造ラインや工作機械の組立ラインなどを紹介した。

エンシュウ6年ぶり自社展P2.jpg

(写真=立形MCが並ぶ部品製造ライン)

20231225日号掲載)