LIXIL、自社ビルに太陽光発電ロールスクリーン
- 投稿日時
- 2022/08/15 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:18
既築ビルに容易に後付け
LIXILは7月19日、既築ビル向けに施工性やメンテナンス性にこだわった「太陽光発電(PV)ロールスクリーンシステム」を開発し、同社オフィスビルで実証実験を開始したと発表した。デザイン性を重視したほか、夏場は独自構造採用により「日差しを完全に遮ることで眩しさや暑さを軽減し、冬場は断熱性などの熱的性能の向上を付与することで窓まわり全体の価値向上を実現した」と言う。
同社はかねてから脱炭素に貢献できる技術の一つとして、新築ビルの壁面に設置するPV設備を提供してきたが、既築ビルについては施工性や電気的エラー発生に伴うメンテナンスの問題などの課題があった。このPVロールスクリーンシステムは既築ビルの窓まわりへ屋内から容易に後付けできるという。
実証面積は約178平方?b、総数99枚のPVロールスクリーンは紫・青・緑・白など計8色を用意し、既存の窓部に後付け設置している。
(2022年8月10日号掲載)