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コロナ、エコキュートと石油給湯機で地方発明賞受賞

投稿日時
2025/12/04 09:00
更新日時
2025/12/04 09:00
受賞した発明が採用されている主な製品。【写真左】エコキュート「CHP-37AZ1」と【写真右】石油給湯機「UKB-EF472F(MSP)」

コロナは(公社)発明協会が主催する「令和7年度関東地方発明表彰」で「新潟県発明協会会長賞」「発明奨励賞」をそれぞれ受賞した。今回の受賞により1989年以降の同社の地方発明表彰受賞は累計で95件となった。

新潟県発明協会会長賞を受けたのは「曇り予報時の余剰電力を最適活用する給湯機」。太陽光発電の余剰電力を活用する機能を備えたエコキュートに関する発明で、沸き上げ運転を行う際にインターネットから時間帯別の天気予報の情報を取得し、沸き上げ予定の時間帯が曇り予報の場合は晴れに近い時間帯に沸き上げを移動する。この機能は同社製エコキュートの2022年モデルから採用されている。

発明奨励賞を受けたのは「給湯機の小型化を実現するバーナ構造」。石油給湯機内部でバーナ(燃焼部)取付面を冷却するための空気を、バーナから噴出する火炎の広がりを抑えるように当てる構造としたことで熱交換器の劣化を防ぎ、製品本体の小型化を実現した。この機能は同社製石油給湯機のUKBEF472Fなどに採用されている。

(日本物流新聞20251125日号掲載)