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安川電機、多用途適用のロボット

棚置きタイプ、可搬300?s

 安川電機(小笠原浩社長)は、多用途適用ロボットの新ラインアップ機種を47日に発売した。
 スペースの有効活用がしやすい棚置きタイプで、可搬300キロ、最大リーチ3220ミリの仕様。自動車製造ラインでライン長の短縮や、工程統合が求められていることに対応した。設置する棚の下方に広い動作領域を持ち、対象ワークに対し上方からハンドリングする工程に最適という。床置型ロボットとの組み合わせで高密度なロボットレイアウトを作れる。
 手首軸の許容モーメントと許容慣性モーメントはクラス最高水準。同軸の耐荷重強化によって、部品ハンドリング用ジグの大型化に対応するなど、適応範囲を広げた。一方で本体を軽量化し、棚置型ロボット据え付けのための設備構築の簡素化や、既存設備活用なども可能にした。
 価格はオープン設定。

2020425日号掲載)