作業の効率化を高精度で実現
ミツトヨはマイクロメータの新製品「カンタマイク MD-E」を5月発売した。
新製品は標準的なマイクロメータと比較し、4倍速いスピンドルの高速移動を実現。スピーディーな移動と±1ミクロンの精度で、測定作業の効率化を可能にした。アプローチスピード警告により過剰な速度でのワークへの衝突を検知し知らせる機能や、校正時期警告機能により測定器の校正漏れを防ぐ。
また演算機能を搭載し、測定結果から加工機への補正値の算出も行える。「計算の手間やミスがなくなり、加工不良の削減につながる。全数検査や測定項目数の多いワークの測定など、さまざまな寸法の測定をするケースに最適」(同社)。
双方向シリアル通信(デジマチックSI)に対応し、測定器の設定・管理も簡単に行え、パソコンからの測定器の個体管理や設定変更も可能にした。標準価格(税抜)は2万8600円。
(2024年5月25日号掲載)