3.9kWタイプ
コロナ(小林一芳社長)はヒートポンプ式温水床暖房システム「コロナエコ暖フロア」の新製品3・9kWタイプを4月13日に発売した。
同製品はリビングダイニングの床暖房に特化したシステムで、「ヒートポンプ式床暖房を手軽に採用したいとの声にお応えした製品。本体とリモコン合計価格を当社従来品に比べ、約8万円抑えた」(同社)とし、高効率床暖房システムの普及と省エネ住宅におけるイニシャルコスト低減に貢献する。
従来のヒートポンプでは、冬場は一時的に暖房をストップし室外機の霜を溶かす除霜運転が必要だったが、新製品では除霜運転前にあらかじめ温水配管に熱を蓄え、除霜時も暖房を継続する新システム「ホットチャージ」を採用。「ヒートポンプの課題だった除霜時の暖房感低下を防ぎ、快適な暖かさが続く」(同社)。また、電気式床暖房に比べCO2排出量を年間約43%削減する。
ユニバーサルデザイン設計のリモコンは、バックライト付フルドット液晶により、視認性の向上を図るとともに、機能を直感的にイメージしやすいアイコンイラストと、多彩な機能を自在に操作できる十字キーを採用した。また、いたずらや誤動作を防止できるチャイルドロック機能や「平日」と「休日」など2パターンのタイマー設定によりライフスタイルに合わせた運転も可能。さらに夜間運転にも配慮した低騒音設計により、運転音44dBの低騒音を実現した。
本体価格(税抜・リモコン別)は30万円。
(2020年5月15日号掲載)