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アイカ工業、外壁タイルの劣化防ぐ防水保護塗装工法を開発

投稿日時
2021/12/22 09:00
更新日時
2024/08/19 13:17

 アイカ工業は、タイル張り外壁向け防水形保護塗装工法「ダイナミックレジン タフレジンククリアガードWP工法」を開発した。タイルの意匠を生かしながら、劣化の原因となる雨水の侵入を防ぎ、建物の寿命を延ばす。
 建築仕上げ材として多用されている外壁タイルは、目地部分から雨水が侵入すると、タイルや内部コンクリートが劣化し、コンクリート躯体のひび割れやタイルの剥落などにつながる危険性がある。経年劣化によって腐朽・破損する建物の数が今後増えることが予想されるため、アイカ工業は建物の補修・補強を重点分野に位置付けている。
 新工法は、独自設計のウレアウレタン樹脂を使用。外壁にクラックが発生した場合でも追従する伸縮性で、高い防水効果を発揮する。遮水性の高さも売り。透明度と耐候性が高いため、意匠性を生かしながら劣化対策ができる。1平方?bあたりの価格は6100円(税・材工設計のぞく)。年間1億円の販売を目指す。

20211210日号掲載)