「風呂掃除の新しい習慣作り」
ノーリツは6月6日、9月2日に発売する浴室暖房乾燥機「シャーン」に関する報道陣向けの発表会を東京・港の六本木ヒルズで開いた。
シャーンは従来の浴室暖房乾燥機に同社独自技術のオゾン水除菌ユニット「AQUA OZONE(アクアオゾン)」を搭載。アクアオゾンで生成されたオゾン水は、散布箇所のピンク汚れや黒カビの原因菌の発生を99・9%抑制する。新たに追加された「キレイ運転」スイッチを風呂上がりに押すだけで、「予備洗い」「オゾン水散布」「流し洗い」「乾燥・換気」を自動で行う。
同社が行った調査では生活者が浴室の掃除に1カ月当たり平均約6時間を費やしていることが分かった。シャーンのキレイ運転を入浴後に使用することで、毎日の風呂掃除が必要なくなり、浴室全体のカビ清掃を月1回程度に抑えられる。
同社は既に「オゾン水配管クリーン」や「おそうじ浴槽」など、浴室空間の家事をラクにする製品を投入しており、本製品をラインナップに加えることで、浴室内掃除の手間をほとんどなくすことができる。
発表会に登壇した腹巻知社長は「当社は浴室暖房乾燥機領域で超高齢化社会を見据え、ヒートショック対策や入浴前の予備暖房の定着を推進してきた。今回の新商品は毎日の家事の負担軽減にフォーカスし、人がやる仕事として根強く残っているお風呂掃除の負担を機械に任せ、お風呂本来の提供価値であるリラックス、癒しを体感できるようにした。風呂掃除の新しい習慣作りに取り組んでいく」と述べた。
登壇する腹巻知社長
(2024年6月25日号掲載)