日本ユニシス・エクセリューションズ「CADmeister」新Ver
- 投稿日時
- 2020/11/24 16:17
- 更新日時
- 2024/08/19 13:21
Excel連携容易に
日本ユニシス・エクセリューションズは、3次元統合CAD/CAMシステム「CADmeister」の新バージョンを発売した。コマンドアイコンを視認性の高い直感的なデザインに刷新。カラーユニバーサルデザインを採用し、「誰にでも使いやすい操作環境を実現した」とする。
3D形状データの視認性向上、業務シーンごとの作業環境モード切り替え、入力簡素化などを改善した。3D設計支援機能として、熟練者の思考・考察を取り入れた設計の手順化、作業標準化を支援するExcel機能を拡張した。CADmeisterの形状寸法値をExcelのセル値として取り込んだり、セル値を形状寸法値に反映したりできる。
金型設計専用機能では、エジェクタピンのレイアウト検討を構想設計段階でできるようにした。シンボルや立体を配置して位置検討するとき、先端形状の突出し効力を確かめられる。さらに、レイアウト設計の3Dデータを、後工程の型設計でも利用できる仕組みなどもリリースしている。
NC加工機能として穴あけ加工自動化を強化した。水管などの穴形状の交差を自動検出し、加工する軸の優先順を指示することで、後から穴加工する際の交差区間の送り速度を減速するというもの。「より安全で加工効率の良いNCデータが作成できる」という。
同社は新バージョンの販売について、すでに導入しているユーザーを含めて、今後1年間で約5300ライセンスの出荷を見込んでいる。
(2020年9月25日号掲載)