アマダ、ビアメカニクスを買収
- 投稿日時
- 2025/05/23 09:00
- 更新日時
- 2025/05/23 09:00

半導体市場に本格参入
アマダは4月17日、基板穴あけソリューションをもつビアメカニクス(神奈川県厚木市)の全株式を取得する株式譲渡契約を締結し、完全子会社とすると発表した。取得価格は510億円、株式譲渡は7月の予定。アマダは半導体市場へ本格参入する考え。
アマダがもつレーザー技術や生産供給、サポート体制と、ビアメカニクスがもつハイエンドまでの基板穴あけソリューションや顧客基盤を融合する。アマダは「レーザー加工や自動化などの新たな技術を共創し、差別化商品を開発、投入することで、お客様の技術進化ニーズに応える」としている。
ビアメカニクスは基板穴あけ加工機の世界的リーディングカンパニー。1968年に日立製作所の工作機部門が分離、独立した。同機で加工されるハイエンド基板は高性能半導体を搭載し、スマートデバイスや生成AI向けの半導体などに採用されている。
(日本物流新聞2025年5月15日号掲載)